現在発売中の『月刊秘伝』にナイスミドルのリングで活躍中の中野孝一選手(至道制練塾)が修行している「至道」が特集されました。中野選手の先生は昭和40年代のキックボクシングブームを支えた江口和明師範(ワールドキックボクシングバンタム級初代王者、その語フェザー級に転向しランキング1位)その江口師範の先生は劇画『空手バカ一代』で由利辰郎のモデルになった山田辰雄先生。山田先生は空手黎明期の“実戦名人”として知られる本部朝基先生の直弟子であり、日本拳法空手道の開祖である。日本ではじめてグローブ着用、防具なしの直接打撃制試合を実施した偉大な人物であり、後のキックボクシング、フルコンタクト空手の誕生に計り知れない功績を遺した事でも知られる。
その江口師範が、これまで学んできた日本拳法空手道をベースに太気拳の立禅、肥田式健強術、丹田呼吸の研究などから生まれたのが「至道」である。
今月号では「至道」とは何か?丹田呼吸法がもたらすものなどが紹介されています。また、ナイスミドルの紹介、中野選手へのインタビューも掲載されています。